コーヒー豆の挽き方、水の選び方
イタリアンローストを店で挽いてもらう場合も自分で挽く場合も、もっているエスプレッソ用抽出器具によって挽き具合が異なってきます。
いちばん手ごろで使いやすい直火式のマキネッタを使用するなら、細引きに。グラニュー糖くらいの大きさで、表面積が大きいため苦味系のコーヒーに向いていて、アイスコーヒーもこの挽き方です。
マキネッタはデザインのシンプルな美しさからも人気がありますね。インテリアのアクセントにももってこいです。
エスプレッソマシンをおもちなら、パウダー状の極細挽きにしてください。酸味は少なく苦味が強調され、エスプレッソマシンに最適です。ミルを使って自分で挽くときには、粉の大きさが均一になるように気をつけること。バラバラだとコーヒー成分が出る量や時間が異なってきて、味が統一されず雑味のあるエスプレッソになってしまいます。
初心者は信頼できる店で豆を選び、挽いてもらうほうが賢明でしょう。一般的にコーヒーの味わいをダイレクトに引きだすには軟水が向くとされますが、エスプレッソの本場イタリアを見てもわかるように、苦味のあるコーヒーには硬水のほうが合います。
深煎りの豆の芳醇な苦味を、さらに際だたせてくれるのです。ちょっとした知識があるだけで、おいしさは断然ちがってきますよね。