エスプレッソをおいしく淹れる絶対条件
どんなコーヒーを淹れるにも共通しますが、自宅でおいしいエスプレッソを飲むための絶対条件は“いいコーヒー豆選び”です。状態のわるいコーヒー豆をつかうと、いくら抽出のしかたが正しくても味は最悪。
新鮮で保存状態がよく適切に焙煎されたコーヒー豆はコーヒーの命ともいえる豊かな香りを放ち、えぐみを出すこともありません。しっかりとコーヒー豆を選ぶことが、単純にして絶対的に、おいしいエスプレッソの第1歩なのです。
コーヒー豆は焙煎によって味わいが変化し、エスプレッソに用いられるのは深煎りのなかでももっとも焙煎度合いが深いイタリアンロースト。豆の表面は油膜でおおわれています。焙煎したコーヒー豆は空気に触れると酸化が進むため、きっちりパッキングをして紫外線の当たらない冷暗所で保管することが大切です。
ガラスキャニスターなどは見た目がおしゃれなのですが、紫外線を通すため缶で保管するほうがベター。缶に入りきらなかった豆はジップロックなどのチャック式保存袋に詰めて冷蔵庫にいれておきましょう。
また豆が安いからと大量買いしても、時間が経つとともに風味が損なわれるので結局は損。1、2週間で飲みきれる量だけ買うようにしてください。